Friday, August 17, 2007

ペルー地震、M8.0に上方修正 道路寸断で救援遅れる

2007.08.17Web posted at: 17:40 JST- CNN
(CNN) 南米ペルー中部の沿岸で15日午後発生した地震で、死者が少なくとも400人を超え、負傷者が1500人に達していることが明らかになった。震源に近い港町ピスコでは、市街地の70%が壊滅状態で200人以上が犠牲になったが、交通網が寸断され、電気や電話、水道などもすべて止まった状態で、救援活動が進んでいない。
米地質調査所(USGS)はこの地震の規模について、マグニチュード(7.9)からM8.0に上方修正した。USGSは地震発生当初、M7.5としており、2度目の上方修正となる。
ペルー政府の緊急事態対策当局は地震による犠牲者は400人としているが、国連の緊急援助調整官室は450人としている。全半壊した家屋は400棟ともされる。被害の詳細が判明するにつれ、死傷者が増える恐れも強い。
ガルシア大統領は被害の大きかったリマ県とイカ県などの各都市に非常事態宣言を発令。16日にはヘリコプターで首都リマの南260キロのピスコへ行き、被害状況の確認に当たった。被災地へつながる道路が各地で寸断され、支援物資の陸上輸送が出来ないことから、崩壊した橋などの修復を最優先する考えを示した。
ピスコは人口約6万8000人の都市。市街地の約70%が壊滅状態で、200人以上の死者が確認されている。しかし、倒壊した建物の下敷きになった人々の救助活動が進んでおらず、犠牲者はさらに増える見込み。飲料水や食料など求める略奪行為も発生している模様だ。
震源近くではM8.0の地震後もM5以上の余震が頻発し、M6以上の余震も発生している。


http://cnn.co.jp/world/CNN200708170002.html

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